どくたーすらんぷ あまのさん

医学という特異な世界にどっぷり入り込んだあまのの日常

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ポリクリ(病院実習)が全日程終了して感じたこと

というわけで、今月にてポリクリこと病院実習の全日程が終了いたしました。

思い起こせば実習が始まったのは去年の2月からだったので、全部で約1年半の期間という事になります。
この期間、奥さまの妊娠と第一子の子育て期間と丸かぶりだったため、
正直な所そちらの方でいっぱいいっぱいな実習ライフとなってしまった感が否めませんが、
やはりとても刺激的な、楽しい時間を過ごせたと感じました。

2週間、3週間おきに、あるときは循環器内科、あるときは整形外科、あるときは皮膚科と
病院に存在するほぼ全ての科を見て回るわけですから、そりゃあ面白いわけですよ。
一口にお医者さんといっても、科によって全然やってることが違うわけです。
この業界に踏み込んで一番衝撃的だったのは、免許を取ってから業務の多様さです。
なにこれすごい!って感じでした。

ただ、アメリカと日本の両方の病院実習を見て感じたのは、
日本の病院実習はやはり見学の域を出ず、アメリカは日本の研修医に近く実践的という点でした。

もちろん日本の病院実習でも、各科において自分の患者さんを割り当てられるため
問診をしたり、身体所見をとったり、検査を考えたり、治療について調べたり、発表したりするのですが、
結局、学生がいてもいなくても問題なく業務は進むため、形式的に義務をこなしていれば切り抜ける事ができ、
ドクターの方も「遊べるのは学生の内だけだから、実習はほどほどに、遊んでおいで」という空気があります。

一方で、アメリカの病院実習では学生も労働力の一員として見なされており、責任が課せられており、
実習の評価が今後の自分のキャリアにも影響するため、必死で業務として行っているという印象でした。

従ってアメリカの学生はスムースに研修医になっていくように見えますが、
日本では殆ど何も出来ない学生が、突然研修医になったとたんに責任が課せられるため、
医者になってからのストレスが大きく、研修医の燃え尽き症候群などが見られるようになるのではないかな、
と感じたりします。

そんな流れからか、最近は「学生医」という制度が導入されて、
よりアメリカ的な実習の形に近づけようとしているようです。
日本の医学教育制度というのは、本当にアメリカの制度を後追いで取り入れているんだなあ、
としみじみ感じます。
まあ、この流れは前職の金融ITなどでも感じた事ですが。

「学生医」の制度を導入する事で、学生が医療の実践に関わる了承を得やすくする事が狙いらしいです。
確かに、アメリカでは医学生という存在が社会的に信頼されているように感じました。

まずは制度を導入し、患者・学生双方の意識を変えていく、と言う流れが良い方に働くと良いですね。
今後は自分はお医者さん側としてこの制度の関わる事になるため、どうなる事か、興味深いですね。

まあそんなこんなで、これからの医学部6年生の生活は、
これから2ヶ月くらい、初期研修のための就職活動を行い、
その後に大学の卒業試験のための授業&勉強、そして2月に医師国家試験受験と、イベント目白押しです。
がんばりますですはい。
  1. 2013/06/29(土) 20:50:57|
  2. 医学部関連


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