どくたーすらんぷ あまのさん

医学という特異な世界にどっぷり入り込んだあまのの日常

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医師国家試験予備校についてかんがえよう

さてさて、期末試験が1週間以内、留学の選考会が2週間以内、CBTが1ヶ月後、ハリソン輪読会が明日に迫り、
そろそろ余裕が無くなってきた所でBlogでも更新してみましょう!(いいのか)

今日テコムという医師国家試験予備校の営業の方がインターネット講座の宣伝のために、
この寒い北海道まではるばるやってきたのでした。

医学生には有名なテコムですが、一般の方々のために説明しますと、
大学受験の際、多くの人は予備校に通いますよね。これと同じように医師国家試験にも予備校があるのです。
その医師国家試験予備校における最大手の会社がテコムなのです。

そしてインターネット講座とは、このテコムの先生が東京で行う授業がインターネットを通じて、この北の地でも受講できるというそれはそれは有り難い講座なのです。

で、営業さんが言うには、
「全国の医学生は殆どやっている」「受講率が低いのは天下の東大さまくらい」等々。
そんな感じに脅されると、受講しないとMainstreamから外れる様な気がしてちょっぴり怖いですね。

ちなみにお値段の程は、いわゆる医師国家試験浪人の方が個人で受講すると国立医大の年間授業料より少し安いくらいですが、大学単位で一斉購入すると桁違いに割り引いてくれます。
確かにこのお値段なら医学生さん達がみんな受講する気持ちもよく分かります。

しかも4年生用のテコムインターネット講座を受講している同級生さんに聞くと、
講師の方の教え方がとてもとても良いそうで、誰にきいても絶賛でした。
調べてみると講師の方は東京医科大学医学教育講座の兼任教授もされているようです

へぇー

で、ふと考えたのですが
いわゆる大学病院に務めているお医者さんの先生ってもの凄く忙しいのです。
何故かというと、大学病院の使命は「研究・教育・臨床」の3つと言われており、
市中病院のお医者さんは「臨床」メインなのですが(それでも十二分に忙しいですが)、
大学病院のお医者さんは「研究」と「教育」にももの凄く時間が取られるためなのです。

そこで臨床と研究に忙しい先生をムリヤリ授業に駆り出すより、
テコムの先生のような教育に特化した講師を各専門科(内科、小児科、等々、、、)にてお国で雇い、
DVDやインターネット講義+コンピューター試験にて単位認定するようにすれば
先生も生徒もHappyになったりしないかな?なんて考えたりしました。

講師の先生の授業内容が古くなったり臨床の現場と解離しないよう、チェックorローテーション体勢を作って、
授業内容に関する全国の医学部からの質問はテレビ電話で9:00-17:00待機の講師が返答、
などなど、今の時代であれば何とか出来そうな感じもします。

しかしながら、色々と問題点もありそうです。
すぐ浮かぶ問題点としては、、、

・インターネット講座を受けに行く場所を大学と呼べるのか
そもそも大学とは、大学毎に教育方針や教育内容の多様性があり、
学生はそれらの大学の中で自分が学びたい風土の大学を選び、学ぶ場所という点があるべき姿かなと思うと、
上記の案は、大学の多様性を全く否定する事になります。
偏差値至上主義の大学受験において、上記の「あるべき姿」がどの程度保たれているかなあとも思いますが。


・自分の大学に愛着が産まれない
まったく自分の大学の先生に授業を受けないと、自分の大学の先生のキャラクターやメッセージ、
大学の臨床・研究における取り組み、地域性などが学生に伝わらない等の問題が出そうです。

・教える講師の責任が重大
医学生、すなわち将来の日本の全ての教育の医師の質を決める事になるため、
もの凄く責任重大そうです。

それなら誰も文句の言えない大御所の先生に授業をさせればいいのでは?と思うのですが
往々にして大御所の先生の授業は難解 あまののような下々の医学生の頭には理解が難しい内容も含むため
難しいかも知れません。
同じ内容の授業に、難易度順に松竹梅のような3名程度の先生を取りそろえると多様性も確保できるかもしれませんが、、、


うーん、いい考えと一瞬思ったのですが、つっこみどころ満載でしたね。
医大を学問をするための大学と見るか、医師を育成する養成所と見るか、その辺も関わってきそうな気がします。

とまあ天下の医学教育を考えるより自分の医学教育を頑張らないとですね。ハイ。
お勉強に戻ります!
  1. 2011/11/28(月) 23:20:25|
  2. 医学部関連


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