どくたーすらんぷ あまのさん

医学という特異な世界にどっぷり入り込んだあまのの日常

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病院実習プチ報告

と言うわけで、
ただいま北海道から関東から関西まで病院実習キャラバンを行っております。

これまで色々な病院を実習して参りました。
その中で印象に残っている実習として、身体診察の実習がありました。

学生だけで3人組のチームを組まされて、
模擬患者ではなく実際の入院患者さんの所につれていかれ
身体所見のみから診断をつけるという実習でした。
始めにごく短い患者情報のみを与えられ、問診は禁止。
視診、聴診、触診、打診といった身体所見を取ることしかできません。

「問診は大切」というのはよく聞く話なのですが、その問診を取り上げられると
こんなに大変になるのか、と言う事を思い知らされる実習となりました。

一番最初の患者さんは91歳のおばあさんは、高血圧が既往で、
夜間息が苦しくなって救急搬送された方と言う前情報あり。

実際会ってみると、とっても具合が悪そう。
視診では特に特徴的な所見はなく、呼吸音も特に雑音はないが、
心音を聞いてみると明らかに心雑音が聞こえました。

ちなみにあまのと組んだお二人の学生は関東の有名大学の5年生の方々。
北のはじっこの医科大学4年生のあまのからみるとそりゃあもう利発そうでした。

お二人は「駆出性雑音」が聞こえるとの事で「大動脈弁狭窄症(AS)」を疑っていました。
しかし、あまのが心音を聞いた所、雑音は心臓の左側で明らかに強く聞こえる気がしました。
しかも心音雑音としては、駆出性雑音というよりは、連続型の「逆流性雑音」っぽい気も、、
と言うわけで、鑑別診断に「僧帽弁逆流症(MR)」を加えて貰ったらこれが大当たり!
MRのせいで肺水腫になって息が苦しくなってしまったのですね。

「まだ大学で病院実習も始まっていない4年生なのに、よく心音を聞き分けられたねー」

という感じで他の参加者さんや先生から見られましたが、
実はその前日に、有名な心臓内科の先生の心音についての勉強会に出たばかりだったのでした。
言ってみればズルみたいなものだったのですが、身体診察って面白いなあと感じさせられたエピソードなのでした。
にしても診察の勉強会ってためになるんですね。
これからもなるべく積極的に参加しようと思いました。

それ以外にも、
他の実習では、いきなり先生から「良い機会だから」と<検閲>の<削除>をさせられたり
ギョーカイでは有名なお偉い先生に色々とありがたいお話を伺ったり、
あまのと同じ年の若手ばりばりドクターから色々とアドバイスを頂いたり、
刺激的かつ、とても楽しい病院実習を過ごさせて頂いております!

4年生はまだ大学での病院実習を行っていないので、診察とかでは慣れない事が多いですが、
医学的な勉強は殆ど完了しているため、医学的な議論には参加出来ますし
見るモノ全てが新鮮という点では、病院実習に適した時期なのかも知れないなあと思ったりしました。

いやはや、体力的にはちょいと辛くなってきましたが、とってもたのしぅございます。
来月にはでっかい試験があって、全然勉強はしていませんが
まあきっと何とかなるでしょう!
さてさて、終盤戦もがんばりますよー
  1. 2011/08/12(金) 16:11:19|
  2. 医学部関連


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