どくたーすらんぷ あまのさん

医学という特異な世界にどっぷり入り込んだあまのの日常

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

大腸内視鏡+大腸ポリープ切除術してきました2(施術編)

さて、大腸を綺麗にするための準備が完了し、
ついに検査のために内視鏡室につれて行かれました。
カーテンで区切られた、ベッドのある個室にて、まずは手術着に着替えます。
大腸内視鏡検査のため、おしりの部分にスリットの入ったハイセンスな短パンした。

そして、検査直前に「ブスコパン」という薬を筋肉注射されました。
これはいわゆる副交感神経遮断薬というもので、大腸が勝手に動くのをとめる薬です。
副作用でのどが渇いたり目が見えにくくなったりもするそうです。
その通り、後ほど、もの凄くのどが渇きました。

で、検査スタート。
膝を抱えて丸まった状態でそのまま横向きに寝転がります。
そのままゼリーを塗られ、にゅるんとカメラを入れられます。
さほど抵抗はなく、カメラはどんどん中に入ります。

ちなみに、自分の大腸の様子はディスプレイに映っており、
被験者であるあまのも上を向けば画面が見られる仕組みです。

大腸は普通の状態ではふにゃふにゃのため、内腔をちゃんと観察できるよう
内視鏡から空気を入れて大腸をぱんぱんにされます。

特に痛みとかはないのですが、とにかくお腹が張って苦しいです。
すごい勢いでおならを我慢しまくっているような状態でしょうか。
時々お腹が張りすぎて苦しくなります。端から見ると相当悶えていたと思います。

ここで医学生あまの、考える。
先生の邪魔をしないためにはどうすればいいか?
大腸が動かないようにすればいい!→
→副交感神経より交感神経優位にすれば、腸の動きがより止まるのではないか?

せっかくこれだけ苦しいことだし、
握り拳で力を入れて、力んでみれば交感神経優位となり、良いのでは?
と、意味もなく力んでいると

「苦しくないですか?力を抜いてくださいねー」
「リラックスしてくださいね」

先生方を心配させてしまいました。
もの凄く裏目に出ているようです。


それにしてもこのように余裕のない時、年配の看護師さんの温かいお気遣いが身にしみます。
看護というのは患者さんから見て大事だなあと言うことを改めて感じます。

時々先生から指示が入り、それに併せて看護師さんたちが3人がかりで助けてくれます。
「ちょっと体勢を変えますよー」
「はーい息を大きく吸って止めてくださーい」

ここで体勢を変えて、息を止めると言うことは、横隔膜が動かないようにするため?横行結腸に入った?
とか自分の解剖をイメージしてしまうと、ますますエキサイトして力が入ってしまい
またも先生や看護師さんに心配をかけてしまいます。

うん、医療行為を受けてる真っ最中は医療知識って邪魔なだけですね。
医学生の皆さん、気をつけましょう!(普通の人はこんな馬鹿なこと事考えない?)


「奥まで確認しましたが、前回分かったポリープ以外はありませんでした。これから抜きながらもう一度確認しますね」

よし、峠は越えた!?
もう少しだがんばれあまの!

で、前回の下部大腸内視鏡検査にて発見されたS状結腸にあった、
5mmのポリープに行き着ました、先生もちょっと取るかどうか迷うくらいの小ささでしたが、

「どうします?とっちゃいますか?」

取っちゃってください!
というわけで、ここで大腸ポリープ切除術施行決定!

「じゃ、EMRしまーす」

の先生のかけ声の下、看護師さん達がばたばたと動き出しました。
なにやらあまのの太ももに電極シールみたいなものが貼られました。

「痛みがあったら言ってくださいねー」

と、まず内視鏡から針が出てきて、ポリープの根本にぶすっと刺さり
生理食塩水が注入されます。これでポリープが根本から完全に浮き上がりました。

そして今度は内視鏡からスネアという電流の流れた針金わっかが出てきて
ポリープ君の浮き上がった根本をつかみ、焼き切りました。
焼き切られた大腸皮膚粘膜の残った部分はやけどのように真っ白です。

大腸にクレーターみたいな粘膜のえぐれた部分ができあがりましたので、
ここをクリップみたいな小さな金属でパチン、パチンと3ヶ所止めることで止血完了。

かなり痛そうな絵が目の前のディスプレイで繰り広げられましたが、
ここまで、全く痛みなし!
授業で「この内視鏡ポリープ切除って少しも痛くないのかな?」と思っていましたが、
今なら実体験に基づいて、痛くない!といえます。

ちなみに、止血に使った金属のクリップはどうやって取るのだろう?と思っていると
傷が直った後、便と共に自然に出てくるらしいです。
とても小さく、とがった部分もないものなので排便にも影響ないとのこと。
医学の進歩というのは素晴らしいなあと感じます。

これにて検査+治療終了。
一応大腸に傷がついたということで、1日絶食+入院となりました。
次回は最後の後処理編です。お楽しみに!(している人はいるのか)
  1. 2011/03/25(金) 20:27:38|
  2. 患者さん体験


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。